有賀教平が教える「相対音感のメリットと鍛え方」

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有賀教平のレッスンが受けられる月2回受けられるオンライン・ギターサロン『アリガラボ』のレッスンの一部を抜粋してお届けします。


 

 

┃絶対音感と相対音感

 

 

今回は特別編!ということで、「ヒアリング」ですとか「相対音感」っていうとこをどう鍛えたらいいかっていうのをお送りしていきたいと思います。

 

大前提に相対音感っていう言葉についてすこし解説しておきますね。よく比較されるのが絶対音感っていうものですが、こちらは極端に言ったら、物を叩いたり手を叩いたりするような音も全部音名で聞こえてくるような状態です。

 

相対音感っていうのは、いわゆる「移動ド」ってよく言われるものですね。

 

たとえば、キーがE♭で「ミ♭ファソラ♭シ♭ドレミ♭」と演奏したとします。これを「ドレミファソラシド」と聞き取る事を相対音感といいます。

 

絶対音感の場合は、それとはちょっと違うんですね。絶対音感の場合は先程のE♭から始まる音階も、全部ちゃん「ミ♭ファソラ♭シ♭ドレミ♭」と移調して♭もついた状態で聞こえてきます。

 

 

┃相対音感

 

 

一般的に我々ギタリストが音感を鍛えるとしたら、この相対音感になります。

 

相対音感を鍛えていくと音楽をやる上でメリットがたくさんあるんですね。

 

その代表例がコード進行の移調です。

 

例えば

 

KeyC
C→Em→Dm→G7

 

というコード進行があったとします。

 

セッション現場行って「じゃあキーAでやりましょう」って言われた時に、皆さんならどうしますか?

 

相対音感、音の距離が分かっていない場合、手も足もでませんよね。相対音感的に先程のコード進行を捉え直すと…

 

KeyC
Ⅰ→Ⅲm→Ⅱm→Ⅴ7

 

と見ることが出来ます。このようにコード進行を度数で表したものをディグリーネームといいます。

 

相対音感ではこのコード進行を移調する場合

 

KeyA
Ⅰ→Ⅲm→Ⅱm→Ⅴ7

 

このようにディグリーネームは一緒でキーだけを変えて考えます。ギターでは指板上の平行移動を使う事で簡単に移調することができます。

 

 

┃度数で見る習慣を作ろう

 

 

既に知っている曲をディグリーネームで捉えることは、音感を鍛える上でとても良い練習になります。

 

たとえばお馴染みのイズントシーラブリーではどうでしょうか。まずはダイアトニックコードを意識して、KeyEのそれぞれの度数に当てはめてみましょう。

 

 

スクリーンショット 2020-05-25 16.43.55
*前提となるEのダイアトニックコード
 

スクリーンショット 2020-05-25 16.43.07

 

 

最初のコードはC#m7は6度ですね。続いてはF#7は2度の7thです。これは上記のダイアトニックには当てはまらない、ノンダイアトニックコードなんですけど、その場合「2度」と数字だけをいうんじゃなくって、ハーモニー部分も言ってあげると理解が深まります。だから2度7thって認識するとよいですね。

 

このように既に知ってる曲を、ひたすら数字に置き換えるっていう練習ですね。

 

 

スクリーンショット 2020-05-25 16.42.10
*Isn’t She lovelyを度数で見るとこう!
 

 

┃コード進行を「先読み」出来る!?

 

 

人それぞれ感じ方が変わるので、一概には言えないんですけど、例えばこの5度の7thが聞こえてくると、次は1度が鳴るなっていう風に僕は感じられるんですよね。

 

KeyC
G7(Ⅴ7)が鳴ると…CM7(ⅠM7)が来ると予測できる!

 

 

これは、リーディングトーンってのが含まれてたりとか、本当にいろんな要素があるんですけど、コード進行にたくさん触れていく過程でなんとなくでも感じれるようになると良いですね。

 

KeyC
Dm7(Ⅱm7)が鳴ると…G7(Ⅴ7)が来て…
最終的にCM7(ⅠM7)に着地する

 

みたいな。これは有名なⅡ-Ⅴ-Ⅰという進行ですよね。

 

いろんなパターンあるんで知ってる曲をアナライズしてあげるっていうのもいいと思いますね。

 

生徒 「地味に思えて実はかなり重要なトピックですね・・・!」

 

★ここがポイント!
すでに知ってる曲もどんどん度数化してコード進行の引き出しを増やそう!

一般公開はここまで。

有賀教平によるレッスンはいかがでしたでしょうか。

オンラインサロン『アリガラボ』では、有賀教平による月2回のレッスンが受けられます。さらに、コミュニティ限定の音源資料やフレーズ伝授も多数あり、お洒落なギターをマスターしたい人にとってはうってつけの内容となっています。皆さんが更に音楽を楽しむきっかけになれば幸いです。

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