神田リョウが教える「小さい動きで芯のある音を出すためのスティックの持ち方・支点」
大音量は出せないけど、バックビートをしっかり出したい。ショットスピードを上げたい。芯のある音を出したい。そんな悩みを神田リョウのレッスンで解決しよう!2018年1月よりスタートした神田式ゆるふわドラム塾オンラインで行われたレッスンの一部をお届け!
神田:
はい!こんばんは~ゆるふわドラム塾オンライン、講師の神田リョウで~す。みんな見えてる?コメントしてくれたら嬉しいな。
生徒:
初めまして!見えてます!くまのぬいぐるみなら(笑)
神田:
そうなんです。今日、こんな感じでいこうと思ってて…
嘘で~す!みんな、よろしくお願いします(笑)ようこそ会員制ドラムチャットへ。みんなゆるくやっていきましょう。さあ今日はね、今更だけど意外と聞けないスティックの使い方について触れていきます。
生徒:
よろしくお願いします!
❚神田式スティックの持ち方
神田:
スティックどう持つか?ってちゃんとやってきた人もいれば、あまり考えずにやってきた人もいると思います。正しいスティックの持ち方ってあってないようなものだけど、僕は”ドラムの音色はグリップに宿る”と思っています。
色々な持ち方がありますが、神田式をお伝えすると手の平のポケットにグリップエンドをはめた状態から小指・薬指にスライドさせて自分に対して斜めにスティックを構えるようにします。アメリカン・グリップと言いますね。これ一番僕多用しています。これ何がいいかっていうと、普通にポケットに入れるフォームより手首の回転が使えるんですよ。レギュラーグリップの動きと似てるかも。スティックの動きとしては、こういう風に横の動きが分かるような感じになります。
スティックの話をするときに必ず出てくるのが、どこで持つか?という支点。神田式では小指と薬指が支点です!回転の動きをうまく使うために、小指・薬指をメインにグリップしてストローク、打った後に親指と薬指で止めます。当たった瞬間だけクっと握るみたいな。一発一発のスピードを上げたい、芯のある音を出したい!という人はここを意識すると良いですよ。
生徒:
ふむふむ。めちゃくちゃ分かりやすいです。
❚小さい動きで芯のある音を出すスティック・ワーク
神田:
ありがとう!ではここから、さらにドラムセットを意識した話に入っていきます。いざセットで叩こうとしたときに、ハイハットを細かくキープしながら芯のあるスネアを叩こうとすると、スティック同士がぶつかる事ってありません?スネアをしっかり叩きたいから、振り下ろす地点を上に持っていきたいんだけど、そうするとハイハットを叩く右手をその分上にあげなきゃいけなくて、トゥーマッチになってしまう。みたいな時に、マル秘テクなんですけど、右手をここにキープしたままスネアをバシーンと叩く方法があります。
まずスネアを叩くためにスティックを上げる時、ここは親指と人差し指でグリップします。そしてスネアを叩くときに、薬指と小指をバっと閉じてあげる、支点を持ち替えるんです。これ、プロは割りとやってるけどあんま教えてくれない技かもしれない(笑)気を付ける点としては、ストロークのスピードがかなり速くなるので、グルーヴが早くなりやすいんだよね。そのへんのタイム感を自分で意識してみてください。大げさにやるとこんな感じです↓
生徒:
ショットの瞬間に小指グリップになるということですか?
❚新しいフォームを覚えた時に気を付けること
神田:
そうです!新しいフォームを身に付けた時に、この音色は出せるようになったけどタイム感が変わってしまった、なんてことがよくある!これから新しいことを覚えていくときに、自分のタイム感、グルーヴ感をしっかりキープするようにしましょう。音量は爆音ではないけど、しっかり届けたい!そんなときに使ってね!
生徒:
ものすごく勉強になります。ありがとうございました!次回も楽しみです!
===
今回は2018年1月よりスタートした神田リョウによる神田式ゆるふわドラム塾オンラインで行われたレッスンの一部をお届けしました。ゆるドラ会員になると、さらに上達に役立つレクチャーが受けれたり、神田リョウに直接質問することができます。今よりもっと上手くなりたいけど、きっかけがない、周りにレッスンを受ける環境がない、神田リョウのドラムに憧れる!そんな方は是非ゆるドラへの参加をご検討ください。