岡聡志が教える「ギターでドレミだけを使って速弾きをする方法」
モダンなギター・テクニックを岡聡志によるレッスンでマスターしよう!2017年12月よりスタートしたMGL Modern Guitar Labで行われたオフ会レッスンの一部をお届け!
岡 いつもモダンギターラボに参加いただいてありがとうございます!今日は初のMGLオフということで、レッスン兼交流会ということで楽しくゆっくりやっていきましょう!
~MGL会員の皆さんの自己紹介~
岡 皆さんMGLの配信レッスン、楽しんでいただけていますか?
生徒 はい!!これまではクラシカルなロックのコピーが主だったので、とても刺激的で勉強になっています。
岡 良かったです。そう言っていただけてなによりです。ありがとうございます!最近では理論の話が主だったので、今日はあえてポイントを絞って「アドリブで使える速弾きフレーズ」についてお伝えしたいと思います。
❚ドレミだけで速弾きをする
岡 今日はKey Cで6弦8Fからはじまるアイオニアン・スケール(ドレミファソラシド)を1本の弦につき3音を弾くスリーノート・パーストリングを中心に組み立てたフレーズを紹介します。裏でなってるコードはDmです。さっそく皆さん、今からDmを鳴らすのでドレミファソラシドと弾いてみてください。
Dm上でドレミファソラシドを弾く
岡 ありがとうございます。皆さん、いつものドレミとは響きが全く違うということにお気づきでしょうか?
生徒 はい。ただドレミをなぞっているだけという感じが全然しないです。
岡 そうですね。ギターのスケールは、最終的に後ろでどのコードが鳴ってるかで決まります。先ほどDm上で弾いたドレミファソラシドは、スケール的にはドリアンになります。
❚レガートの左手強化トレーニング
では、早速このドリアンを速く弾くトレーニングをやっていきましょう!
岡 こちらのフレーズを左手だけで演奏してみましょう。ピッキングを一切せず、ハンマリング・プリングを使ってくださいね。
生徒 下りが上手くできないです。
岡 上りにも下りにも言えることですが、メトロノームを鳴らして焦らず一つ一つの音がしっかり出ていることを確認しながら弾いてみてください。こうすることで、音粒もリズムも揃って良いレガートになっていきます。
元々僕がなんで片手で演奏する練習を始めたかというと、常にアームを握るためだったんです。僕は極端な例ですが、皆さんにもトレーニングとしてはとてもおすすめですよ!ピッキングと絡めるとよりカッコよく演奏できますよ。
受講生のフォームチェック
岡 次はこちらのパターンでもやってみましょう。
岡 このパターンは結構速く弾くのが難しいので、上手くなるころには普通の運指をもっと正確に弾けるようになっているはずですよ。先ほどのEx-2に比べてかなりモダンな響きになってきましたよね。ハンマリング⇒プリングというパターンはかなりズレやすいので、注意して練習してみてください。
❚確実に速く弾くための練習方法
ではさきほどのフレーズをメトロノームに合わせて一緒に弾いてみましょう。
テンポ75の4分音符で練習
岡 このように、はじめはゆっくりなテンポの4分音符で音がしっかりなっているか確認しながら練習してください。特にはじめの3音とかはズレやすいので、しっかりカウントしてください。次は同じテンポの8分音符、3連符と細かくしていきます。そしていよいよテンポ自体を上げていきます。
テンポ85~140の3連符で練習
生徒 段々と緊張感が漂ってきました(笑)120あたりからあまり弾けませんでした…。
岡 漂ってきましたね!(笑)自分がそれ以上速く弾けないポイントを把握することも大切ですよ。速いテンポで練習していると、どうしても力が入って左手が固まってしまうので、随時ストレッチを入れてくださいね。
今日紹介したフレーズは、実践でそのまま使えるフレーズでありながら、日々の練習メニューに取り込めるトレーニングでもあります。左手・右手のストレッチと併用して練習してみてくださいね!
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今回は2017年12月よりスタートした岡聡志によるModern Guitar Labで行われたレッスンの一部をお届けしました。MGL会員になると、さらに上達に役立つレクチャーが受けれたり、岡聡志に直接質問することができます。
今よりもっとモダンなプレイをしたいけど、きっかけがない、周りにレッスンを受ける環境がない、岡聡志のギターに憧れる!そんな方は是非MGLへの参加をご検討ください。
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